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韓国おでん(オムク)の由来

韓国でもおでんは「オデン」⁉オデンとオムクの違いは何?韓国の食文化オデンをご紹介。

Yeong
3 years ago

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こんにちは  

韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!


韓国でも人気のおでん!よく屋台などで販売されています  

韓国のおでんは基本的に練り物を揚げ、串にさして温かいおでんのスープでゆでたものを指します。

特に秋冬の寒い時期になると、おでん屋台の通りすがりに漂ってくるいい香りにつられて、いつも食べたくなりますよね  


そんなおでんですが、韓国語では「오뎅(オデン)」の他にも「어묵(オムク)」の2つの名前で呼ばれています。 

その2つの違いと名前の由来は何でしょう?  


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おでんの韓国語

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韓国のおでんは魚肉をすりつぶして、小麦粉と調味料を加え、串刺しにしたものが一般的で、韓国の伝統的な料理の一つです。

韓国語では「오뎅(オデン)」と「어묵(オムク)」の2種類に分けられ、まったく同じ物のように見えるのですが、それぞれの名前の由来と見た目も少し異なります。


一般的に「어묵」は韓国固有の言葉で、魚肉をすりつぶしたものに材料を加えて作ったかまぼこを指します。 

「오뎅」は日本語から伝わったものだと推測されていて、長くて平たい形の練り物を、他も野菜や卵と一緒に串刺しにして一緒に煮たものをさします  

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ここ10年ほどで、オデン人気はますます高まってきており、徐々に「オムク」の代名詞にもなりました。

韓国でオムクというと、ほとんどの人が薄く切られたのものではなく、一本丸々のかまぼこをイメージします  


「오뎅」という言葉は、日本のおでんに関連していると考えられていますが、伝説によると、もともとは「田楽」と呼ばれていました。

田楽は串にさした縦長のお豆腐に味噌をつけて焼いた日本料理で、地方によって野菜や腐竹を焼くなど、様々な方法があったと伝えられています。

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「田楽」は日本の農業民俗にも関連していて、豊作(田)を祈願して農夫が踊る姿(楽)と似ていたと言われています。

ちょっと無理やりかもしれませんが、平安時代の女官が談話する際、丁寧語で単語の前には「お」をよく使ったことが「おでん」の最初の起源になったそうです  




おでんの起源

先ほど「오뎅」は日本語から生まれた言葉だとお伝えしましたが、魚をすりつぶす種の調理法は、紀元前3世紀の中国の秦王朝にまでさかのぼります  

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当時、秦始皇帝は魚が好物だったと言われていますが、魚の骨の扱いはとても大変でした  

秦始皇帝が食べる魚料理を作るたびに、魚の骨をすべて取り除けなかった場合、料理人は処刑を命られ、全員に大きなプレッシャーがかかりました。

ストレスを受けた料理人が腹いせにナイフで魚を切り刻んでいたところ、魚の骨も切り刻まれ、ほとんど見つけられないことに気が付きました。

そこで、細かく切り刻んた魚肉を丸めて団子を作りスープにし、秦始皇帝に持って行ったところ、とても満足したという評価を得ることが出来ました  

そして、この調理法が民間に広まったのがつみれの起源です。


そして、韓国の初期の歴史的文書「진연의궤(進宴儀軌)」の中で、朝鮮王である粛宗(1719)は、肉、醤油、でんぷん、ごま油などを混ぜて作られた「생선숙편(センソンスッピョン)」という料理があったと述べています。

これがオムクこのもとになったと考えられています  

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オムクは日本語で「かまぼこ」と呼ばれ、関連資料に登場した最初の記録は千年以上前の平安時代でした。

オムクは一般的なシーフード加工食品の一種で、今日でも骨を除いた魚肉を味付けし、完全に調理されるまで蒸し、温かいスープ、白米、麺などと一緒に食べられています。




韓国人がおでんを好きな理由

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そして、なぜオムクやおでんが韓国中で人気なのでしょうか?


日本の植民地時代には釜山(プサン)、木浦(モクポ)、南海(ナムヘ)一帯に日本人が多く住んでいたからという説があり、ここにある多くの工場で日本人が好んで食べる練り物が作られていました。

韓国が独立した後も、おでんやかまぼこなど練り物の生産が持続され、おでんが釜山(プサン)一帯の代表的な食べ物になっています。

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また、韓国戦争以降、韓国の穀物生産が不足し、タンパク質の供給源が不十分で、ほとんどの人たちは菜食で腹を満たしたからという説もあります。

比較的安価な魚をみじん切りにした後、小麦粉を加えたおでんは当時のエネルギー補給の食べ物にあげられており、韓国人にとって忘れられない食べ物となったそうです  




以上が韓国のおでん文化の起源についての紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?

他にも知りたい韓国料理の歴史があれば、コメントで教えてください  



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ここまで、韓国おでんの由来についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、support.japan@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatrip.japanまでメッセージを送ってください。

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