韓国人が幸せでない理由
韓国の幸福度ランキング146か国中59位...なぜ韓国人は幸せでないのか?
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2022年世界幸福度ランキングで韓国は146か国中59位という結果が出ました。
韓国はうつ病、自殺率もいつも高い数値であるため、韓国人の不幸は韓国社会の重要な問題です
では、韓国人はなぜ不幸なのでしょうか?
今回は代表的な韓国社会の特徴を基に、韓国人が幸せでない理由についてご紹介します
韓国社会の現状
韓国幸福度ランキング146か国中59位、
OECD国家の内自殺率1位
出典:SDSN 보고서
UN傘下の諮問機構である持続可能開発ソリューションネットワーク(SDSN)は、3月18日に「2022世界幸福度ランキング(2022 World Happiness Report)」を公開。
59位である韓国はGDPや期待寿命項目では数値が高いが、他の項目(社会的支持、自由、不正腐敗など)はこれに及んでいないと発表されました (日本54位)
さらに韓国の生活の質に関連する指標はネガティブな面を見せています。
統計庁が発表した韓国人の自殺率は2021年基準、経済協力開発機構(OECD)国家のうち一番高い数値となりました(日本は韓国、リトアニア、スロベニア、ベルギーに続いて4番目)
また韓国は2020年基準OECD国家のうち、うつ病や憂鬱感を感じた患者も36.8%で1位です。
これは韓国人の多くが幸せでなく、深刻な憂鬱感まで感じる人がいるということを表しています
2020年基準韓国の1人当たりの国内総生産(GDP)は、1960年に比べ200倍に増加しました。
この期間に世界の平均値が約24倍増加した点と比べると、韓国は急激に成長したことが分かります
所得が増加したにもかかわらず、韓国人はなぜ幸せを感じないのでしょうか?
韓国人が幸せでない理由
韓国人はなぜ幸せでないのか?
1) 社会構成員間の信頼不足
韓国で社会的支持は年々悪化する一方であるだけでなく、年代間の格差も広がっています
韓国人は「緊急事態に助けてもらえる」と答えた比率が他国より低い(OECD平均88.6%、韓国75.9%)です。
これは韓国人の25%は助けを求める人がいない社会的孤立感を感じているということを表します
特に年齢を重ねるほど、孤立感を感じる人が多いようです。
個人と社会との関係が少ない現状は、韓国人が憂鬱になる原因となっています
2) ヌンチ文化
韓国は個人を締め付ける文化的ルールが多く存在します。
通行人がどんな服を着て、どんな行動をしても気にしない国家とは異なり、韓国は文化的に個人を締め付ける程度が高いという研究結果が出ました
韓国社会で生きる人なら「目立つ人」に多くの目線が集まる場面を経験したことがあるはずです。
韓国は個人の行動の適切性を問う厳しい社会であるため、個人は圧力を受け周りの顔色をうかがうことも多々あります
少しでも一般的でない行動をしたら、周りから無視されたりからかわれたりする社会で個人は幸せを奪われるのです
3) 成果主義・個人主義
韓国の学生は頭の良い大学に行くために学業に専念し、大学生は良い職に就くために就職準備に尽力します
良い職に就いた会社員も同じです。
彼らは成果のために努力し、それが人生のすべてであるかのように教育を受けます
そんな努力にもかかわらず目標に到達できなかった場合、大きな挫折と剥奪感を感じるでしょう。
個人主義、成果主義の韓国社会は多くの若者の幸せを奪っています
4) 安全でも不安な韓国人
2016年韓国保健社会研究員はヨーロッパ国家と韓国の「犯罪行為をされたことがある経験率」と「犯罪不安率」をそれぞれ比較。
フィンランドの犯罪経験率は26.7%で一番高い反面、不安率は6.8%と低い数値となりました。
韓国は犯罪経験率1.5%と低いですが、不安率は23.1%という結果に
韓国は治安が良い国ですが、韓国人はなぜ不安なのでしょうか?
韓国人の可能性だけで不安感を感じる敏感さと韓国メディアの刺激的な傾向が原因だと言えます。
不安感を広めるメディアやSNSの影響力が、韓国人の心理に大きく作用していることが分かりますね
5) 精神的健康のために治療をしない韓国人
韓国人は悲しい感情よりも身体的な感覚に集中します
例えば胸が苦しい症状が出た場合、感情から原因を探すより肺機能の以上に関心を向けるのです。
韓国人が心理的問題で病院に行くことや他人と相談することを難しいと感じ、重要視しない傾向があります
韓国では感情表現をしないことが美徳であると考えられ、抑圧する文化があることが一つの原因です。
6) パリパリ社会(早く早く社会)
韓国のパリパリ文化(早く早く文化)を1回は聞いたことがあるでしょう
迅速な文書処理、早い配送など早く正確なサービスを求める韓国社会は、肯定的な面もありますが人々を焦らせ不安にさせる面もあります。
韓国人は早く正確なサービスを求めると同時に、完璧で効率的でないといけないという圧迫の中で生きているのです
7) 腐敗に対する認識
韓国は腐敗に対する主観的な認識が高い方で、不法や特別な権利に敏感です。
韓国では権力階級の道徳性に対する国民の厳格な評価をよく目にします
人気芸能人と権力階級の麻薬や脱税、横領などに対する国民の失望感と怒りは、国民の幸福度にも影響があります。
このような問題は人々が人生を正しく生きていくことに対して懐疑感や喪失感を与えるのです
8) 経済不平等と所得格差
経済協力開発機構が発表した男女給料格差順位で、韓国は28か国中最下位となりました
韓国の社会的不平等水準は、下位20%の所得より上位20%が約7倍で、OECD平均の5.4倍に比べはるかに高いことが分かります。
韓国社会は大企業と中小企業、正規雇用と非正規雇用の所得格差もやはり深刻です
世界不平等報告書2022を見ると、韓国成人の平均所得は西ヨーロッパと似ているが、不平等の程度は西ヨーロッパよりも深刻でアメリカと似ていると書かれています。
年々深刻になっていく貧富の差は相対的剥奪感を与え、階級間の葛藤の原因にもなっている状態です
9) 過度な業務と私生活のバランス
韓国人の幸福度が低いのは、自分の人生を他人と比べ質的に低いと考え不満を抱いてるからです。
韓国のウォラベル(ワークライフバランス)ランキングが40か国中37位という統計もあります
理由は長い勤労時間です。
法が定める労働時間は8時間ですが、実際の韓国労働者の勤労時間(特に常勤労働者)ははるかに長いことが分かっています。
そのため韓国でどんなにお金を稼いだとしても、決して幸せだとは言い切れないのです
今回は韓国人が幸せでない理由についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
様々な社会的な理由で韓国人が幸せになれないことが分かりました
韓国社会はこのような問題を常に提示し、経済発展と同時に人々が幸せになれるように努力しています。
もっと住みやすい社会になるといいですね
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