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ソウル五大古宮を徹底比較 | 景福宮・昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮・慶熙宮の見どころ

初めてならどこがおすすめ?五大古宮の違い・歴史・営業時間・料金を日本人旅行者向けに紹介

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Jaeeun Jo
4 days ago
ソウル五大古宮を徹底比較 | 景福宮・昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮・慶熙宮の見どころ

ソウルには、朝鮮王朝の歴史を今に伝える「五大古宮」があります。景福宮・昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮・慶熙宮は、建てられた時代も役割も異なり、見どころもそれぞれです。

初めてなら景福宮、世界遺産と庭園を楽しみたいなら昌徳宮がおすすめです。夜の散策や近代建築なら徳寿宮、王室史を深く知りたいなら昌慶宮、混雑を避けて静かに歩きたいなら慶熙宮が向いています。

この記事では、5つの宮殿の違い・歴史・見どころに加え、2026年9月28日に公式情報で確認した開館時間、休館日、料金、アクセスをまとめます。季節限定の夜間観覧や行事は別途告知されるため、旅行直前にも公式サイトをご確認ください。


ソウル五大古宮の違いを早見表でチェック

  • 景福宮:規模と知名度を重視する初回旅行向け
  • 昌徳宮:世界遺産、後苑、自然と建築の調和を見たい人向け
  • 昌慶宮:王室の生活史と近代の変遷に関心がある人向け
  • 徳寿宮:都心アクセス、夜景、近代建築を楽しみたい人向け
  • 慶熙宮:静かな雰囲気で宮殿建築を見たい人向け




1. 景福宮(경복궁)|初めてのソウル旅行におすすめ

景福宮の正門・光化門と光化門広場

光化門

景福宮は、朝鮮王朝を開いた太祖・李成桂の時代、1395年に創建された王宮です。五大古宮の中でも規模が大きく、光化門や勤政殿など朝鮮王朝を象徴する建築を一度に見られます。初めてソウルの宮殿を訪れる方や、韓服を着て写真を撮りたい方に特におすすめです。

景福宮の正殿・勤政殿

勤政殿

景福宮の正殿である勤政殿は、国王の即位式や朝賀、外国使節の接見など、重要な国家儀礼が行われた場所です。ほかにも、国王が政務を行った思政殿、寝殿の康寧殿、宮中の台所である焼厨房など、用途の異なる建物が並んでいます。

世宗の時代には、景福宮を中心に訓民正音が創製・公布されました。現在のハングルにつながる文字文化を知るうえでも重要な場所です。

池に映る景福宮の香遠亭

香遠亭

宮殿北側の池に建つ香遠亭は、景福宮を代表する景観の一つです。六角形のあずまやと周囲の木々が水面に映り、季節ごとに異なる表情を見せます。長期の修復を経て、香遠亭と橋は2021年に再公開されました。

景福宮は1592年の戦乱で大きな被害を受けた後、1867年に再建されました。その後も失われた建物や景観を取り戻すための復元・整備が続いています。

夜間にライトアップされた景福宮の慶会楼

慶会楼

池の上に建つ慶会楼は、宴や外国使節の接遇に使われた楼閣です。夜間観覧の実施時期には、ライトアップされた幻想的な姿も楽しめます。観覧後は、西村(ソチョン)の韓屋カフェや飲食店へ足を延ばすのもおすすめです。

▶ 景福宮をもっと詳しく見る

韓服での観覧を予定している方は、韓服レンタルガイドもチェックしてみてください。

住所:ソウル特別市鍾路区社稷路161(서울 종로구 사직로 161)

開館時間:1~2月・11~12月 09:00~17:00(最終入場16:00)/3~5月・9~10月 09:00~18:00(最終17:00)/6~8月 09:00~18:30(最終17:30)

休館日:火曜日(祝日・振替休日と重なる場合は開館し、次の平日に休館)

料金:19~64歳 ₩3,000/18歳以下・65歳以上・韓服着用者は無料

アクセス:地下鉄3号線 景福宮駅 5番出口から徒歩約2分




2. 昌徳宮(창덕궁)|世界遺産と後苑の自然美

昌徳宮の正殿・仁政殿

仁政殿

昌徳宮は1405年、朝鮮第3代王・太宗の時代に創建されました。自然の地形を生かして建物を配置した宮殿で、五大古宮の中で唯一ユネスコ世界遺産に登録されています。景福宮が戦乱で焼失した後は、1610年の再建から景福宮が再建された1867年まで、約270年間にわたり実質的な正宮として多く利用されました。

昌徳宮の熙政堂

熙政堂

熙政堂は、国王の生活と政務に関わった建物です。昌徳宮には時代ごとの改修の跡が残り、朝鮮王朝後期から近代へ移る過程も感じられます。地形に沿って建物が並ぶ、やわらかな景観にも注目してみてください。

新緑に囲まれた昌徳宮の楽善斎

楽善斎

楽善斎は、装飾を抑えた落ち着いた建築が印象的な一角です。朝鮮王朝末期から大韓帝国、その後の時代まで王室ゆかりの人々が暮らし、李方子妃や徳恵翁主が晩年を過ごした場所としても知られています。

紅葉が彩る昌徳宮後苑の池とあずまや

昌徳宮後苑

宮殿の奥に広がる後苑では、丘陵や池、あずまやが自然の地形に沿って配置され、建築と庭園が一体となった景観を楽しめます。春の新緑や秋の紅葉の時期は特に人気があります。

観覧後は北村韓屋村と組み合わせるのもおすすめです。昌徳宮の詳しい見どころもあわせてご覧ください。

後苑の回次・予約は公式案内・予約ページでご確認ください。

韓服で訪れる場合は韓服レンタル情報も参考にしてください。

住所:ソウル特別市鍾路区栗谷路99(서울 종로구 율곡로 99)

殿閣開館時間:2~5月・9~10月 09:00~18:00(最終17:00)/6~8月 09:00~18:30(最終17:30)/11~1月 09:00~17:30(最終16:30)

休館日:月曜日(祝日・振替休日と重なる場合は開館し、次の平日に休館)

殿閣料金:19~64歳 ₩3,000/18歳以下・65歳以上・韓服着用者は無料

後苑料金:19~64歳・65歳以上 ₩5,000/7~18歳 ₩2,500。後苑券とは別に殿閣観覧券が必要

後苑観覧:入場時刻指定。原則各回100名(オンライン50名+当日50名)。外国語回は言語別の入場制限あり。

アクセス:地下鉄3号線 安国駅から徒歩圏




3. 昌慶宮(창경궁)|王室の生活史と近代の変遷

昌慶宮の正殿・明政殿

明政殿

昌慶宮は1483年、朝鮮第9代王・成宗が、王室の年長者たちの生活空間として整備した宮殿です。世宗が1418年に太宗のために建てた寿康宮の跡地を拡張して創建されました。隣接する昌徳宮とともに「東闕」と呼ばれ、王室の生活を支える役割を担いました。

雪が積もる昌慶宮の文政殿

文政殿

昌慶宮は、英祖と息子の思悼世子にまつわる事件の舞台としても知られています。1762年、父子の深刻な対立の末、思悼世子は英祖の命によって米びつに閉じ込められ、命を落としました。宮廷政治や父子関係など複数の背景があり、単純な原因だけでは説明できない出来事です。

桜が咲く昌慶宮の玉川橋

玉川橋

春の昌慶宮は花の名所として親しまれています。一方、20世紀初頭には宮殿区域に動物園や植物園が造られ、1911年に「昌慶苑」へ改められました。1983年以降、動物園の移転と宮殿としての復元・整備が進められています。

昌慶宮に残るガラス張りの大温室

大温室

1909年に完成した大温室は、昌慶苑時代の歴史を伝える近代建築です。王宮から公園へ、そして再び宮殿へと整備されてきた過程に注目すると、昌慶宮ならではの歴史が見えてきます。

▶ 韓服レンタル情報を見る

住所:ソウル特別市鍾路区昌慶宮路185(서울 종로구 창경궁로 185)

開館時間:通年 09:00~21:00(最終入場20:00)

休館日:月曜日(祝日・振替休日と重なる場合は開館し、次の平日に休館)

料金:19~64歳 ₩1,000/18歳以下・65歳以上・韓服着用者は無料

アクセス:地下鉄4号線 恵化駅から徒歩約12~15分。駅周辺情報はこちら




4. 徳寿宮(덕수궁)|伝統建築と近代建築を一度に

貞洞展望台から見渡す徳寿宮とソウル市街

貞洞展望台から望む徳寿宮

徳寿宮は、朝鮮王朝末期から大韓帝国期の歴史を伝える宮殿です。伝統的な宮殿建築と西洋式建築が同じ敷地に並び、ソウルの近代史を立体的に感じられます。市庁駅から近く、周辺の貞洞エリア・展望スポットと合わせて巡りやすいのも魅力です。

徳寿宮は通常観覧で21時まで開館しているため、別枠の夜間チケットがなくても夕方以降の散策を楽しめます。夜の徳寿宮を楽しむコースも参考にしてください。

夜間にライトアップされた徳寿宮の中和殿

中和殿

徳寿宮の前身は、朝鮮第9代王・成宗の兄である月山大君の邸宅でした。1592年の戦乱後、王が滞在する臨時の宮殿として使われます。1896年、高宗はロシア公使館へ移る「露館播遷」を経て、翌1897年に慶運宮へ戻り、大韓帝国を宣布しました。1907年に現在の「徳寿宮」という名称になりました。

西洋建築の意匠を取り入れた徳寿宮の静観軒

静観軒

静観軒は、西洋建築の意匠を取り入れた建物です。高宗がここでコーヒーを楽しんだという逸話でも広く知られています。伝統的な殿閣との対比は、徳寿宮ならではの見どころです。

徳寿宮の西洋式建築・石造殿

石造殿

石造殿は、徳寿宮を代表する西洋式の石造建築です。大韓帝国の皇室空間として計画されましたが、完成時期は1910年の韓国併合と重なりました。石造殿内部は解説同行の事前予約制です。

徳寿宮の外に続く石垣道は秋の散策スポットとして人気があり、韓国ドラマ『トッケビ』のロケ地としても知られています。徳寿宮の詳しい見どころもあわせてご覧ください。

韓服で訪れる方は韓服レンタル情報もご確認ください。

住所:ソウル特別市中区世宗大路99(서울 중구 세종대로 99)

開館時間:通年 09:00~21:00(最終入場20:00)

休館日:月曜日(祝日・振替休日と重なる場合は開館し、次の平日に休館)

料金:19~64歳 ₩1,000/18歳以下・65歳以上・韓服着用者は無料

石造殿:09:30~17:30、解説同行の事前予約制

アクセス:地下鉄1・2号線 市庁駅から徒歩約2分




5. 慶熙宮(경희궁)|静かに歩ける都心の古宮

慶熙宮の正殿・崇政殿

崇政殿

慶熙宮は朝鮮第15代王・光海君の時代、1617年に着工し、1623年に完成した宮殿です。当初は慶徳宮と呼ばれ、1760年に慶熙宮へ改称されました。景福宮の西側に位置することから「西闕」とも呼ばれ、かつては100棟以上の建物が並んでいました。

韓屋の瓦屋根越しに見える慶熙宮周辺の景色

慶熙宮の外壁

慶熙宮の建物は、19世紀の景福宮再建に伴う移築・撤去や、植民地期の学校建設など、複数の時期を通して大きく失われました。現在見られる姿は、かつての宮殿全体の一部です。

慶熙宮の資政殿

資政殿

現在の慶熙宮は復元された建物が中心ですが、静かな境内で朝鮮王朝の宮殿建築を間近に観察できます。広大な景福宮や昌徳宮とは異なり、短時間で歩きやすいのも特徴です。周辺のソウル歴史博物館や貞洞エリアと組み合わせると、朝鮮王朝から近代ソウルまでの変化をたどれます。

慶熙宮境内にある瑞岩

瑞岩

境内には「瑞岩」と呼ばれる岩があります。この場所から王の気が感じられるとして、光海君が宮殿造営の地に選んだという伝承が残っています。史実ではなく、慶熙宮に伝わる逸話の一つとして紹介されています。

慶熙宮で撮影されたドラマの一場面

慶熙宮はNetflixシリーズ『キングダム』シーズン2のロケ地としても知られています。作品を見た方は、宮殿の建築や空間の使われ方にも注目してみてください。

▶ 慶熙宮をもっと詳しく見る

住所:ソウル特別市鍾路区セムナン路45(서울 종로구 새문안로 45)

開館時間:09:00~18:00(最終入場17:30)

休館日:月曜日、1月1日(月曜日が祝日の場合は開館)

料金:無料

アクセス:地下鉄5号線 西大門駅から徒歩約10分。ソウル歴史博物館に隣接



どの宮殿がおすすめ?目的別の選び方

  • 初めてのソウル旅行:景福宮
  • 世界遺産と庭園を楽しみたい:昌徳宮
  • 朝鮮王室の生活史・近代史を知りたい:昌慶宮
  • 夕方以降の散策や近代建築を楽しみたい:徳寿宮
  • 混雑を避け、静かに歩きたい:慶熙宮

1か所だけなら、規模・知名度・周辺観光の充実度から景福宮が旅程に組み込みやすいでしょう。2か所巡るなら、隣接する昌徳宮と昌慶宮の組み合わせが便利です。建築の違いを見比べたい方には、景福宮と徳寿宮の組み合わせもおすすめです。



観覧前に確認したいこと

宮殿ごとに休館日、最終入場時刻、料金が異なります。旅行日が決まったら、公式サイトで臨時休館、工事、季節限定の夜間観覧、昌徳宮後苑の回次を確認してください。韓服着用による無料観覧も、一般的な韓服と認められる服装条件に沿う必要があります。



まとめ

ソウルの五大古宮は、同じ朝鮮王朝の宮殿でも、建てられた目的や歩んできた歴史が異なります。王道の景福宮、自然と調和する昌徳宮、王室史を伝える昌慶宮、近代建築が残る徳寿宮、静かな慶熙宮。興味や旅程に合わせて選ぶと、ソウルの歴史がより立体的に見えてきます。




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