韓国での税金払い戻し | 事後免税制度(TAX REFUND)
韓国でショッピングゴンの支払う必要のない税金を返してもらう方法について
こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!
免税店でない限り韓国でショッピングをする際に旅行者が支払う必要のない税金も一緒に払っています。
今回ご紹介する『事後免税制度(TAX REFUND)』はそういった税金を返してもらえる制度なのですが、ちょっとややこしくて何が何か分からないという方もたくさんいらっしゃると思います。
なので今回は、旅行者が韓国でどのように税金の払い戻しを受けて、どのような方法が便利なのか、Duty Free&Tax Free店舗ショッピング等タックスフリーに関するすべての情報をお届けしようと思います
1. 韓国のTAX FREE SYSTEM
Duty Free | Tax Refund | Immediate Tax Refund | |
免税 | 関税、付加価値税、個別消費税、タバコ消費税、酒税 | 付加価値税と個別の消費税 | 付加価値税と個別の消費税 |
お店 | 空港または市内のDuty Free 売場 (多くはロッテや新羅、新世界等の大型デパートブランド) | Tax Freeのお店 (Tax Free認証マークが貼ってあります) | Tax Freeのお店(即時還付制度(TAX REFUND)を備えたtax free売場) |
払い戻しされる場所 | Duty Freeのお店で税金がすでに免除された価格で決済 | 空港または、市内の払い戻し窓口またはKIOSK | Tax Freeのお店 |
金額制限 | ~$800($800以上は自主申告後の税金の賦課) | ₩30,000~₩500,000 | ₩30,000~₩500,000 |
韓国の税還付システムは大きく分類して「Duty Free」と「Tax refund」に分かれます。
Tax refundは購入後、出国時に払い戻しを受ける方法と購入直後にお店で払い戻しを受ける方法(or税が免除された価格で決済)があります。
Duty Free(事前免税制度)
関税と付加価値税、個別消費税、タバコ消費税、酒税の消費税はすべて免除されます。
事前免税店は外国から入ってくるものを安く購入できるというのが特徴です。
ここに該当する店舗は一般的にロッテ、新羅、新世界などの大型デパートで、空港や市内に位置し、観光客はリーズナブルに品物を購入することができます!
*出国時の免税品購入限度:外国人観光客基準US$800まで購入可能です。 (免税店で購入した酒類、香水は基本免税とは別の免税対象です。)
Tax Refund(事後免税制度)
付加価値税と個別の消費税のみが免除されます。 (関税、タバコ消費税、酒税は含まれません。)
Tax refundは、買い物客が税金を含む定価で商品を購入した後、出国前に納付した税金を払い戻してもらえる制度です。
つまり、一定金額を超えて商品を購入する場合、税金を払い戻しを受けられる制度です。
一般的に、Tax refundは出国時に税還付ブースで該当領収書(払い戻し伝票)を見せれば払い戻しを受けることができます。
Immediate Tax Refund(事後免税即時還付制度)
観光客はCertified Tax Free storeで買い物をすれば、一定の限度内で手軽にすぐに免税還付を受けることができるようになりました。
2. Duty free (事前免税)
Tip. 商品販売価格には税金が含まれていません。
免税店で課せられる税金は輸入に対する関税であり、旅行者には該当しません。
そのため、主な免税店(Duty Free)である市内デパートまたは空港免税店で販売する商品は税金が含まれていない価格であるので払い戻しや消費税を払ってしまった心配をする必要はありません。
Duty free 購入金額制限
1)免税店で外国人旅行者は米ドル$800まで購入が可能です。
2)該当する免税限度以外に、酒類、香水は別の免税範囲内で購入可能です。
3)酒類は$400以下、1L以下のお酒1本、タバコ200本、香水60mlは$800免税限度に含まれません。したがって、すでに$800の免税限度を満たしていても、この基準に該当する酒類、タバコ、香水は免税で買えるという意味です。
4)海外または免税店(市内、departure、arrival免税店)で購入した商品の合計が米ドル$800を超える場合、$800の免税限度を超える金額に対して課税されます。
免税限度超過製品の申告
免税限度を超える物品を持ち込む場合、自主申告すると標準関税の30%を減免になります。
しかし未申告後、摘発時には「関税法」により不利益を受けることになります。 (ex. 一般税より40%追加、2年以内2回以上摘発時60%追加加算税賦課など)
3. Immediate tax refund
Tip. 決済時税金を差し引いての決済 / 決済後すでに支払った税金を還付
準備物:パスポート
Immediate tax refund 規制
- 消費金額:1回決済時税込₩30,000~₩500,000 (2020.04.01~)
- 韓国全体の旅行中に購入金額が₩2,000,000未満の場合
Immediate tax refund 方法
- 買い物前に該当店舗が付加税還付加盟店であることを確認します。(一部マート、商店街、デパートなど)
- 消費額が₩30,000~₩500,000の商品の購入後、店員にパスポートを提示して免税価格でお支払いいただけます。または、税金を含む価格で支払いをした後、案内デスクでtax refundを受け取ることができます。
Immediate tax refund 注意事項
- ₩500,000以上の金額を決済したり、韓国に入国後、₩2,000,000以上購入した場合は、空港に行って税金の払い戻しをするしかありません。
Immediate tax refund 該当する購入者 (Eligible shoppers)
- 外国人(韓国滞在6ヶ月未満)
- 在外同胞(外国で2年以上居住/韓国で3ヶ月未満居住)
- 韓国の税金を払わない人
4. 空港(市内)でTax Refund を受ける過程
Tip. 原価決済後、お店または案内デスクで税金の還付
1) Tax refund 受け取るための準備物
Tax refundを出国前に受け取りたい場合は、Tax Free Storeで商品を購入した後、店舗のスタッフにパスポートを提示し、税金払い戻し伝票(Tax refund form or Tax refund slip)を依頼する必要があります。
出国時まで店頭で発行したTax refund formと領収書、購入品(未開封または未使用)、パスポートをよくお持ちください。
*出国空港で付加税払い戻しを申請する旅行者は、空港が混雑することに備えて、ぜひ時間を十分に計算して到着することをおすすめします。
2) チェックイン及び荷物を預ける
航空会社のカウンターで搭乗手続きを行い、ボーディングパスを発行してもらいます。
付加税の払い戻しを申請する品物と関連書類は、預けてしまわずに手荷物として所持しておく必要があります!
* 商品を委託荷物として手続きしたい場合は、搭乗手続きの際、航空会社のスタッフに委託荷物内に付加税還付対象品目があることをお知らせください!
タグのついた荷物が返却された後、税関申告台を訪問し、そこで税関確認後、荷物は税関申告台の隣の荷物を預けるところから荷物を委託することができます。
3)空港ターミナルでセルフ払い戻し機を利用する(返金額が₩75,000以下)
簡単に空港のセルフ払い戻し機を利用して払い戻し額を受け取ることもできます。
₩75,000以下の払い戻しである場合はキオスクを活用してみてください!
日本語で簡単に使用できます。
- キオスクで言語を選択し、パスポートと払い戻し伝票をスキャンします。
- 税関確認を受けなければならない物品であるかを確認し、税関確認が必要ない場合は、セキュリティ検査後に現金受領を行うことができます。
(一般地域のKIOSKは領収書スキャン専用で、払い戻し金はセキュリティ検査後、免税地域キオスク機または払い戻し窓口で受け取ることができます。)
セルフ払い戻し機で税関確認の対象となった場合
ほとんどの場合、キオスクで簡単に処理できますが、特定の条件やランダム選抜に応じて税関検査の対象になることがあります。
検査対象として選別された場合、向かい側にある税関申告台でパスポート、該当物品、領収書、Tax Refund Formを提示した後、税関搬出確認印を受ければよいです。
4) 空港税関検査後の還付(返金額が₩7,5000以上の場合)
返金額が₩75,000以上の物品、韓国パスポート(PM)所持者として海外居住2年以上の旅行者が所持した物品は必須税関確認対象品目です。
- 税関申告台にパスポート、購入物品(未開封もしくは未使用物品)、領収書、税金払い戻し書類を持って行き、税金払い戻し書類に搬出確認印をもらいます。
- 税金払い戻しカウンターを訪問し、税関確認印が押された税金払い戻し書類を提出し、その場ですぐに現金を受け取ることができます。
*払い戻し窓口の運営時間外に到着する場合、税関確認印を受けた後、リファンドメールボックスに関連書類を提出してください。一定期間後、払い戻し金額は郵送(郵便局を通じてお金が払われる方法)または(クレジットカード連携)口座に入金されます。
5) 市内還付方法
市内の払い戻しは主に主要観光地域にあり、保証のためにクレジットカードが必要です。
現金で決済した場合、すぐに現場で現金を払い戻すことができますが、税金払い金額(約1.5倍)は一時的にクレジットカードで決済されます。
税金の払い戻しのための保証なので、確認が完了したら自動的に返金されるので心配いりません。
- Tax Freeのお店で商品を購入した後、払い戻し伝票を受け取ります。
- パスポート、払い戻し伝票、カード(クレジットカード)を所持し、市内の有人還付所や無人払い戻し機で払い戻し金を受け取ります。
- 市内払い戻しはグローバルタックスフリーの場合、購入金額₩30,000以上₩5,000,000以下の払い戻し伝票のみ可能です。
- Global Blueの払い戻し金額制限は₩390,000です。
- 市内の一部の地域にのみあります。
- 税金払い戻し証明書は空港で提出する必要があります。(出国時に税関に購入品、払い戻し書類、パスポートを提示して確認を受けます。)
- 税金の払い戻しの保証としてクレジットカードが必要です。
- 税金の払い戻し後3週間以内に韓国から出国しなくてはなりません。
- 注意事項:空港や港湾以外のその他の税金払い戻し窓口では、各会社加盟店で購入した物品の払い戻しのみ可能です。 (ex. global tax free 加盟店で品物購入後 global tax free 市内還付窓口で払い戻し可能) しかし 空港はメーカー関係ありません。
税金払い戻し証書は、捨てずに保管しておいてください。
*韓国の付加税は大体10%程度ですが、払い戻し代理店を通じて払い戻しをすると[付加価値税 - 払い戻し手数料]を受けることができます。
5. 仁川空港でTax Refund
仁川空港第1ターミナル3階
払い戻し場所:免税地域28番ゲート付近、一般地域B、E、J、L付近、3階搭乗棟中央
1) チェックインする所周辺にはKIOSK (B,E,J,L付近)が位置しており、該当KIOSKで払い戻し伝票及びパスポートをスキャンして税関申告の対象か確認することができます。
2) 物品が₩75,000以上である場合、またはKIOSKで税関確認対象として表示される場合は、向かい側またはすぐ隣の税関申告通りに行ってください。 税関申告しなければならない手荷物があるときは、ここですぐに税関確認後、荷物を預けることができます。
3) セキュリティ検査後、ゲート28番TAX REFUNDゾーンで払い戻しを受けることができます。
*₩75,000以上のhand-carry製品はセキュリティ検査後、28ゲート付近で税関検査及び還付を進行してください。
仁川空港第2ターミナル3階
位置:チェックインD、E付近、免税地域250&249、253番ゲート付近
1) チェックインする階の一般地域(D,E付近)にはKIOSKが位置してあります。そのKIOSKで税関申告対象であることを確認してください。
2) 物品が₩75,000以上かKIOSKで税関確認対象と表示される場合は、向かい側税関申告通りに行ってください。 ここで荷物も税関確認して荷物を預けることができます。
3) セキュリティ検査後、249番ゲートの向かい側ラウンジおよび253番ゲート付近で現金を受け取ることができます。
* ₩75,000以上のhand-carry製品はセキュリティ検査後、免税地域で税関検査及び払い戻しを行ってください。
6. その他気になる点
1)仁川以外の国際空港の払い戻し場所(金浦、金海、済州)
金浦空港:2階1,2,3ゲート、2階ロット免税店前
金海空港:2階B26カウンター
済州空港:3階5番ゲート
2)市内還付窓口の場所
市内の払い戻し窓口は非常に多くて、すべてをお知らせすることはできません
Tax Freeストアで最寄りの市内払い戻し窓口を尋ねてください。
大きなデパートでTax Freeショッピングをした場合は、ほとんど内部に払い戻しデスクがあるので確認してみてください。
3)税金はどのくらい払い戻しできるか?
払い戻し金額は、支出された金額、付加価値税、および購入に適用される払い戻し代理店のサービス料金に基づいて計算されます。
したがって、韓国の税金は大体10%ですが、ここから払い戻し代理店のサービス料を引いた、4~7%程度を払い戻すことができます。
払い戻し代理店や品物、品物の金額によってサービス料は異なって計算されることがありますので、正確な払い戻し額は払い戻し窓口およびキオスクで確認することをおすすめします。
たとえば、Global Tax Free代理店から現金に払い戻した場合は、次のようになります。
購入金額 | 還付金額 |
₩30,000~₩49,999 | ₩2,000 |
₩50,000~₩74,999 | ₩3,000 |
₩75,000~₩99,999 | ₩5,000 |
₩100,000~₩124,999 | ₩7,000 |
₩125,000~₩149,999 | ₩8,000 |
₩150,000~₩174,999 | ₩9,000 |
₩175,000~₩199,999 | ₩10,000 |
₩200,000~₩224,999 | ₩12,000 |
4)どのような手段で払い戻しができるか?
現金で支払われる場合、韓国の貨幣だけでなく、複数の国の貨幣でも支払われますので、自国の貨幣でも払い戻しができるでしょう。
ただし、ウォン貨以外の場合は、他の国の貨幣に転換される過程で還付される金額がより少なくなることがあります。
払い戻し代理店は現金だけでなく、さまざまな決済手段で払い戻しを行っています。
Global Blue: アリペイ, Paypal, mastercard, unionpay, VISA, American express, Bank transfer, JCB
Global tax free:現金、韓国以外で発行されたカード(VISA、MASTER、JCB、UNIONPAY)、アリペイ、ウィチャット、QQなど
7. まとめ
免税店(Duty Free)
- パスポートを提示する必要があります。
- 商品価格自体が既に免税されている価格なので、免税価格で決済できます。
- 購入品の合計金額が申告基準を超えていることを確認する必要があります。
税金の払い戻し額が₩75,000未満の場合
1)その場ですぐに税金の払い戻しを受けることができます。
2)市内の税金払い戻し窓口で払い戻すことができます。
- 店舗で払い戻し伝票と領収書を受け取る
- 市内税還付機で払い戻し請求(クレジットカード保証が必要です。)
- 空港で税金払い戻し証書を提出する必要があります。
3) 空港で払い戻しを受けることができます。
(パスポート、未使用品、払い戻し伝票、領収書持参)機内持ち込み可能品は、チェックインカウンター付近のKIOSKで先に税関申告対象であることを確認してください。
税関確認対象でない場合は、保安検査後、免税地域で払い戻しを受けてください。税関確認対象の場合は、向かい側の税関申告台で確認を受け、セキュリティ検査をしてください。
委託荷物の場合、チェックイン時に荷物を預けずに税関確認後、横の荷物を載せる場所をご利用ください。
税金の払い戻し額が¥75,000以上の場合
1)市内で払い戻しを受けられず、空港で税金を払い戻します。
2)機内持ち運び可能品は、セキュリティ検査後に税関検査を受けてください。
3)委託荷物として預ける必要がある場合は、セキュリティ検査前に税金払い戻しカウンターで税関検査後に預けてください。
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